海外で活動するなんて、英語ができない自分には無理——ずっとそう思っていました。
海外で活動しているクリエイターを見ると、どこか「特別な人たち」に見えていました。
英語がペラペラで、海外の文化に精通していて、最初から海外を意識してコンテンツを作っている人たち。
自分とは違う世界の住人だと思っていました。
でも、実際に海外サービスで評価されている日本人クリエイターを調べてみたら、その始め方は驚くほどシンプルでした。
先日海外活動のために整理した7つの学習テーマをまとめたのをきっかけに、先人たちの「最初の一歩」を調査することにしました。
- 海外で評価される日本人クリエイターの「始め方」は驚くほどシンプル
- Etsy/Behance・Dribbble/Upwork・Fiverrの日本人事例と共通点
- 「日本らしさ」がそのまま海外で差別化になる理由
- 英語は後から改善でいい。今日アカウントを作る最初の一歩
記事を書いている人

R(アール)
Web制作の現場で17年(現役進行中)。精密栄養カウンセラー。
個人開発をアプリ6本並行しながら、AIと「作る・届ける」を実験しています。
うまくいったことも、月収2,000円みたいな冴えない数字も、隠さず公開中。
教える人ではなく、少し先で転んで戻ってきた人として、あなたと同じ目線で現在地を観測していけたらと思います。
海外で活動する個人クリエイターについて調べてわかった3つの事実

先に結論をまとめると、シンプルだったのは以下の3点です。
- 始め方がシンプル — アカウントを作って出品・公開するだけ
- 差別化がシンプル — 日本らしさを活かせばいい
- 英語は後から改善 — 最初から完璧でなくていい
以下、それぞれのプラットフォームで調べた内容を紹介します。
でも、英語ができないと商品説明も書けないし、そもそも勝負にならなくないですか?

僕もそこで止まっていました。でも調べたら、評価されている日本人セラーも最初から完璧な英語じゃなかった。出してから現地の人に直してもらう人が多いんです。むしろ“日本らしさ”のほうが武器になっていました。
Etsyで評価されている日本人セラーの共通点

Etsyは、ハンドメイドやヴィンテージアイテムが売買されるグローバルマーケットプレイスです。
多くの日本人セラーが活動しており、年間で大きな売上を上げているクリエイターも存在します。
調べてみると、成功しているセラーには共通点がありました。
着物、和紙、リネン生地、座布団、伝統的な陶器、銭湯用の木製椅子——日本では「普通」のものが、海外では「From Japan」というブランドになるのです。
スターセラーを獲得しているセラーや、高評価を維持しているセラーの多くが、こうした日本ならではの商品を扱っていました。
彼らの多くは、最初から完璧な英語で商品説明を書いていたわけではなかったようです。
文化に合わせたトランスクリエーションが重要と知って改善したり、現地の人に確認してもらってリライトしたりなど、アップデートを繰り返していったそうです。
BehanceとDribbbleで注目される日本人クリエイター

デザイナーやイラストレーターにとって、Behanceは世界中のクリエイターや企業にリーチできるポートフォリオプラットフォームです。
Dribbbleも多くの国のデザイナーが利用しています。
これらのプラットフォームで活躍している日本人クリエイターを見ると、プラットフォームと特徴上、海外クライアントからの直接依頼受けることもできるので引き合いがそれなりにあるのかもしれません。
彼らのプロフィールには共通点がありました。
海外向けプロフィールの書き方として、ストーリー性を持たせること、能動態(Active Voice)で書くこと、日本文化を積極的にアピールすることが効果的とされています。
「日本的なセンス」は、海外では差別化要因になります。
学んでも形にならない理由と実践への第一歩でも触れましたが、準備ばかりしていては何も始まりません。
まずは作品を公開しつつ、プロフィールも磨いていかないとなと感じます。
Upwork・Fiverrで活動する日本人フリーランス

フリーランス向けプラットフォームのUpworkやFiverrでは、日本人ユーザーがまだ少なく、日本を売りにするのであれば競争率が低めな印象です。
「Japanese」で検索すると、翻訳やデザインの案件が見つかります。
円安の今、日本のクラウドソーシングサービスより高い時給で仕事を受注できる案件もあります。
決済はPayPal、Stripe、Wiseが主流で、越境ECは消費税が免除されます(還付も可能)。
海外の個人クリエイター事例を調べて感じたこと

調査を通じて感じたのは、「海外向けに完璧に最適化する」よりも「まず出してみて、反応を見ながら調整する」ほうが現実的だということでした。
隠れた完璧主義という構造でも書きましたが、「準備が整ってから始める」という考え方が、行動を止めている原因になっていることがあります。
成功している人たちは、不完全な状態でもまず一歩を踏み出し、そこから学びながら改善していました。
正解を探すより組み立てていく思考が、海外での活動にも当てはまりそうです。
個人クリエイターとして海外に踏み出す最初の一歩

調査の結果、私が最初に選んだのはBehanceでした。
理由は、すでに作品があること、ポートフォリオとして長期的に活用できること、そしてアカウント作成が無料で今すぐできることです。
今週末までに、プロフィールを作成し、最初の作品を1つ公開することを目標にしています。
完璧な英語プロフィールは後から改善すればいい。まずは「存在する」ことが大事です。
まとめ

調べてわかったのは、3つのシンプルな事実でした。
- 始め方がシンプル — 特別な準備は不要。アカウントを作って出品・公開するだけ
- 差別化がシンプル — 日本では普通のものが、海外では価値になる
- 英語は後から改善 — 最初から完璧でなくていい。出してから直せばいい
この記事を読み終えたら、どれか一つだけ選んでみてください。
Etsy・Behance・Upwork。
今日は「調べる」だけでなく、アカウントを作るところまでがゴールです。
最後に、調べていて一番しっくり来たことを。海外で伸びている人は、最初から正解を持っていたわけではありません。出してから反応を見て、直し続けていました。新しい時代に自分のスキルを伸ばすというのは、完璧な準備を待つことより、小さく出して自分の現在地を観測し、次に直す一点を見つけられるようになることでした。
参考リンク
- 日本のハンドメイド作家がEtsyで海外販売する方法 – Ship&co Blog
- Behanceとは?作品を世界中に発信できるプラットフォーム – Adobe公式
- FiverrとUpworkを2ヶ月使ってみて比較と感想
- 越境ECにおける消費税の取り扱い – Stripe
ファイト!
この記事は「「自分の商品を持つ」完全ガイド」シリーズの一部です。
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「自分の強みは何か」が、見えなくなる時期があります。
診断を受けても、本を読んでも、「結局どう動けばいいか」が分からない。考えるほど止まる。これは個人クリエイターによくある状態です。
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