「自分には売れるものがない」
そう思っていませんか?
特別なスキルもない。
資格もない。
誰かに教えられるほどの専門知識もない。
だから自分には商品なんて作れない——。
でも、それは「探す」という視点で考えているからかもしれません。
商品の種は、どこか外にあるものではありません。
すでにあなたの中にあるものです。
必要なのは、探すことではなく「思い出す」ことなのです。
今回は、あなたの中に眠る商品の種を見つけるための3つの質問をお伝えします。
質問①:何度も人に説明してきたことは?

まず最初の質問です。
「これまで、何度も人に説明してきたことは何ですか?」
友人からの相談。
同僚への引き継ぎ。
後輩への説明。
家族からの「これどうやるの?」という質問。
何度も聞かれて、何度も答えてきたこと。
それは、あなたの中ですでに言語化されている経験です。
自分では「当たり前のこと」と思っていても、聞いてくる人がいるということは、それを知りたい人がいるということ。
そして何度も説明してきたということは、あなたはすでにそれを伝える力を持っているということです。
質問②:何度も使っている・見返しているものは?

次の質問です。
「繰り返し使っているもの、何度も見返しているものは何ですか?」
自分で作ったテンプレート。
よく開くブックマーク。
定期的に見返すメモ。
毎回参照する手順書。
何度も使うものには、「残す価値」があります。
あなたが便利だと感じているものは、同じ状況にいる誰かにとっても便利なものである可能性が高いのです。
特に、自分で作ったものは注目に値します。
既存のツールでは満たせなかったニーズがあったから、自分で作ったはず。
その「既存では満たせなかったニーズ」こそが、商品の核になります。
質問③:過去の自分に何を渡したい?

最後の質問です。
「過去の自分に、何を渡してあげたいですか?」
3年前、5年前、あるいは10年前の自分。
何かに悩んでいた頃の自分。
手探りで進んでいた頃の自分。
その自分に「これがあれば楽だったのに」と思うものはありませんか?
自分の商品が作れない人が、最初に勘違いしていることでも触れましたが、多くの人は「誰かのために」と考えます。
でも、最も強い共感を生むのは「過去の自分のために」作ったものです。
なぜなら、あなたはその人の気持ちを完璧に理解しているから。
何に困っていたか、何が欲しかったか、すべてわかっているのです。
3つの答えを書き出してみる
ここまでの質問に、すぐ答えが浮かばなくても構いません。
大切なのは、完璧な答えを出すことではなく、思いつくままに書き出すことです。
紙でもメモアプリでも構いません。
それぞれの質問に対して、思い浮かぶものをすべて書き出してみてください。
書き出したら、次はその中から「重なるテーマ」を探します。
複数の答えに共通して現れるキーワードや領域があれば、それがあなたの商品の種になる可能性が高いものです。
種を見つけたら、どうするか
種が見つかったら、次は「形にして残す」ことを考えます。
5つのパターンで紹介したように、商品の形はさまざまです。
テンプレート、ガイド、ツール、ノウハウ集、体験記。
どの形が合うかは、あなたの種の性質によって変わります。
そして、形にしたものをどう届けるかについては、自分の商品を持つと、世界が選択肢になるで書いた通り、選択肢はたくさんあります。
ただし、今はまだそこまで考えなくて大丈夫です。
今日やることは、3つの質問に答えて、書き出すこと。それだけです。
おわりに
商品の種は、すでにあなたの中にあります。
必要なのは、外から何かを持ってくることではありません。
すでに持っているものを「思い出す」ことです。
完璧なアイデアである必要はありません。
今すぐ売れる形になっている必要もありません。
まずは、小さな種を見つけること。
そこから始めましょう。
3つの質問への答えを、ぜひ書き出してみてください。
参考になれば幸いです。

