はじめに：ブログがどうしても続かないあなたへ
「ブログを書きたいのに続かない」
「日記は書けるのに、ブログになると手が止まる」
そんな悩みを抱えたことはありませんか？
実は、私自身がまさにその状態でした。
ブログに憧れがあり、文章術やマーケティングも勉強して、アフィリエイトに挑戦したこともあります。
でも、書きたかったはずのブログがなぜか続かない。
今回は、そんな私の試行錯誤の記録をもとに、
「なぜブログが続かないのか」「日記との違いは何なのか」について考察します。
ブログが続かない。でも日記はずっと続いている
実は私は、ブログは続いていないけれど、
ネット非公開の日記やモーニングページは数年単位で継続しています。
文章が上手くなったかどうかはわかりませんが、
「書くこと」に対しては、ほとんど苦を感じなくなりました。
それでも、ブログだけはどうしても続かない。
この違いはどこから来るのだろう？
そう考えて見えてきたのは、「書く目的の違い」でした。
ブログと日記のちがいを整理してみた
| 項目 | ブログ | 日記 |
|---|---|---|
| 目的 | 誰かに伝える／共有する | 自分の記録／思考整理 |
| 構成 | テーマに沿った論理的構成 | 自由な文章・思いつきベース |
| 公開範囲 | 公開前提・読者を想定 | 非公開が基本／自分だけのもの |
ブログには読者がいて、何かしらの価値を提供することが前提になります。
一方、日記は完全に自分の内側に向けたアウトプットです。
つまり、ブログには「誰に、何を、なぜ届けるか？」という明確な意識が必要なのです。
誰に届けたいのか？が曖昧だった私
今振り返ると、私はブログを書くときに、
「読者」を強く意識していなかったと気づきました。
- どんな人に届けたいのか？
- その人に、どんな価値を提供したいのか？
その問いに明確に答えられないまま、「とりあえず書く」状態になっていたのです。
結果、記事を書くたびに迷い、手が止まり、継続できなくなっていました。
収益化に目がくらんでいた過去
ブログを始めたきっかけは、「文章を書いてみたい」という憧れでした。
でもいつの間にか、「稼げたら最高だよね」という気持ちが前に出てきて、
マーケティングやSEOにばかり目が向いてしまった時期があります。
もちろん、それらは重要なスキルです。
でも順番が逆でした。
「自分が何を書きたいのか」が定まっていないのに、
「どうやって稼ぐか」ばかり考えていたら、書けなくなって当然だったのです。
結局、自分が書きたかったのは“日記”だった
気づいたことがあります。
私は、気づきや発見を記録したくて文章を書いていたのです。
- 思考の整理
- 感情の言語化
- 小さな発見のメモ
つまり私は、「役に立つ記事を書かなきゃ」と思う以前に、
自分のために書くことが自然だった。
日記とブログの“あいだ”で書くという選択
最近は、こう考えるようになりました。
自分のために書いた日記でも、
そこにひとつでも「他人に役立つ視点」が含まれていれば、
それは立派なブログ記事になる。
だから私はこれから、“日記とブログのあいだ”を狙って書いていこうと思っています。
- 自分の気づきを中心に
- でも、誰かの背中を押せるように
- 「読者が1人いたらいい」くらいの気持ちで
おわりに：続かないのは、才能のせいじゃない
ブログが続かない理由は、「やる気がないから」ではない。
「才能がないから」でもない。
書きたいことと、書く目的がズレていた——
それだけだったのかもしれません。
これからは、自分にとって自然な書き方を大切にしながら、
「続けられる言葉」を積み上げていきたいと思います。
