「自分には売れるものがない」と思っていませんか。
副業や個人開発に興味はあるけれど、何を作ればいいか分からない。
そんな状態で止まっている人は少なくありません。
でも実は、商品のタネはすでに手元にあることが多いです。
自分のために作ったメモ、繰り返し使っているテンプレート、ちょっとした便利ツール。
これらは「商品を作ろう」と意気込んで生まれたものではありません。
ただ、自分が困っていたから作っただけです。
この記事では、すでに持っているものが商品になりうる5つのパターンを紹介します。
なぜ「自分用」が商品になるのか
自分のために作ったものには、ひとつの強みがあります。
それは「本当に必要だったから作った」という事実です。
市場調査から始めた商品は、想像上のニーズに応えようとします。
一方、自分用に作ったものは、実際の不便や課題を解決しています。
この違いは大きいです。
同じ課題を抱えている人は、どこかに必ずいます。
自分が「これがないと困る」と思って作ったものは、同じ状況にいる誰かにとっても価値があるのです。
5つの具体パターン
① テンプレート型:考えなくてよくなる

チェックリスト、フォーマット、ひな型。
毎回ゼロから考えなくて済むように作ったものがこれにあたります。
たとえば、ヒアリング前の確認項目、提案書の構成テンプレート、作業開始前の準備リスト。
何度も同じことをやるうちに「これは固定化できる」と気づいて整理したものです。
テンプレートの価値は「考える時間を減らせる」こと。
すでに検証済みの型があれば、本質的な部分に集中できます。
② 小さなツール型:使えば分かる

自分の不便を解消するために作った小さなツールやスクリプト。
完璧ではないけれど、手放せなくなっているものです。
作業ログを残すツール、繰り返し作業を省く仕組み、思考や判断を記録するミニアプリ。
機能は限られていても、毎日使っているなら価値の証明になっています。
ツール型の強みは、言語や文化を超えやすいこと。
説明しなくても「使えば分かる」という形で価値が伝わります。
③ ノウハウ集・メモ型:同じ失敗をしなくていい

自分が何度も読み返しているまとめ記事やメモ。
過去の失敗を避けるために残した記録がこれにあたります。
ハマりやすいポイント集、よくある失敗と回避策、調べ直さないためのメモ。
自分の経験から抽出した「次は気をつけること」のリストです。
この型の価値は「同じ失敗をしなくていい」という安心感。
誰かの学習コストを大幅に下げられます。
④ 判断基準・思考プロセス型:経験差を縮める

目に見えないけれど、一番積み上がっているもの。
迷ったときの判断フロー、YES/NOを決める基準、優先順位の付け方などです。
これらは無意識に使っていることが多いので、言語化するのに少し手間がかかります。
でも、言語化できれば再現性が高い形で共有できます。
スキルを教えるより、判断基準を共有するほうが効果的なことがあります。
経験の差を一気に縮められるからです。
⑤ 体験記・プロセス共有型:リアルだから刺さる

完成していないけれど、あとから何度も参照したくなる記録。
試行錯誤の経過、うまくいかなかった理由、学びの変遷などです。
成功談は参考になりますが、距離を感じることもあります。
一方、途中経過や失敗の記録は「今まさに同じ場所にいる人」に刺さります。
完成していなくても、プロセス自体に価値があるのです。
まずは棚卸しから
この5つのパターンを見て、「あ、これ持っているかも」と思ったものはありませんか。
大事なのは、今すぐ商品化することではありません。
まずは手元にあるものを棚卸ししてみることです。
自分にとって当たり前になっているものほど、見落としやすいものです。
自分の商品が作れない人が、最初に勘違いしていることでも触れましたが、「商品」という言葉に構えすぎると動けなくなります。「売れる商品」を考えすぎて、何も作れなくなった人へも、あわせて読んでみてください。
そして、もし何かひとつでも形にできたら、自分の商品を持つと、世界が選択肢になるで書いたような変化が起きるかもしれません。
参考になれば幸いです。

