正解を探すのをやめたら、人生が動き出した|組み立てていく思考のすすめ

「正解を見つけてから動こう」

そう思っているうちに、気づけば何も選べなくなっていた。

転職すべきか、副業を始めるべきか、このまま続けるべきか。どれが正しいのか分からないから、とりあえず情報を集める。本を読む。人に聞く。でも、答えは出ない。

間違えたくない気持ちが強いほど、何も選べなくなる。

これは「慎重さ」ではありません。正解を探すこと自体が、止まる理由になっているのです。

正解は「後から」しかわからない

ここで一つ、残酷な事実をお伝えします。

人生の選択に、事前にわかる正解はありません。

あるのは「後から意味づけされる結果」だけ。

転職が正解だったかどうかは、転職してみないとわからない。

副業が合っていたかどうかは、やってみないとわからない。

つまり、私たちは「正解を選ぶ」のではなく、「選んだものを正解にしていく」しかないのです。

正解探しと組み立て思考の違い

ここで、2つの思考法を比較してみます。

正解探し思考

完成図を見てから動こうとする

完成図が見えない

動けない

時間だけが過ぎる

組み立て思考

とりあえずパーツを置いてみる

置いたパーツを見ながら次を決める

合わなければ外す、良ければ強化する

振り返ると、形ができている

地図は、進んだ後に描かれる。

これが組み立て思考の核心です。

私が「[自分未来観測所](https://rkpg.net/)」を始めたのも、完成形を作ろうとしたからではありません。観測するための器として作りました。何が正解かわからないまま、とりあえず置いてみた。その結果、今この記事を書いています。

組み立て思考の4つの特徴

では、組み立て思考とは具体的にどういうものか。4つの特徴を紹介します。

1. 日々の選択を「仮置き」として捉える

「一生の決断」ではなく「今日の実験」にする。

今日は何に時間を使うか。どの仕事を受けるか。新しいことを始めるか、やめるか。

これらの選択に「正解」はありません。だから、仮で置く。合わなければ外す。良ければ続ける。

選択は「確定」ではなく「仮置き」。そう捉えるだけで、動きやすくなります。

2. 進みながら方向を作る

「選んでから考える」ことを自分に許可する。

最初から正しい方向を選ぼうとすると、永遠に動けません。なぜなら、正しい方向は進んでみないとわからないから。

まずやってみる。数値や感覚を観測する。違和感があれば調整する。

方向は「選ぶ」ものではなく「作る」もの。進みながら、少しずつ見えてくるのです。

3. 失敗も含めて材料にする

「やってみたから分かった」という価値を言語化する。

正解探し思考では、失敗は「間違い」です。やり直しは「後退」です。

でも組み立て思考では、失敗は「情報」。遠回りは「部品」。

うまくいかなかったことで、「これは違う」という情報が手に入る。その情報があるから、次の一手が見える。失敗は無駄ではなく、組み立てに必要な素材なのです。

4. 完璧を待たない

「未完成のまま出していい」という安心感を持つ。

正解探しの人は、完成形を先に決めたがります。でも、完成形が決まらないと動けない。動けないと自己否定が始まる。

組み立て思考の人は、仮で置きます。合わなければ外します。良ければ強化します。

完璧を待たなくていい。仮置きOKな人生設計。これは、想像以上に心を軽くしてくれます。

組み立てている最中は、だいたい不安です。形になっていないのだから、当然です。でも、その不安は「間違っているサイン」ではありません。まだ途中だというだけ。

実践への3つの入り口

組み立て思考を実践するために、具体的な方法も紹介しておきます。

判断軸を持つ

何を基準に選ぶかが曖昧だと、すべてが正解に見えて、すべてが中途半端になります。判断力を鍛える思考法で、自分なりの判断軸を作ることが第一歩です。

### 観測する習慣をつける

選んだ後、どうなったかを観測する。完璧な答えを待つのではなく、小さな調整を積み重ねる。

「観測」を判断軸にするという考え方が役立ちます。

優先順位を明確にする

すべてをやろうとすると、すべてが中途半端になります。

判断軸を明確にする2つの問いで、「やらないこと」を決める練習をしてみてください。

これらは方法論であって、目的ではありません。組み立て思考が「考え方」なら、これらはそれを支える「道具」です。

今、答えが出ていなくても

この記事で伝えたかったことは、一つだけです。

今、答えが出ていなくても、人生は進めていい。

正解を見つけてから動こうとすると、永遠に動けません。なぜなら、正解は後からしかわからないから。

だから、仮で置く。観測する。調整する。

今日、「完璧な答え」を探す代わりに、何か一つ、仮で置いてみてください。

その繰り返しの中で、気づいたら形ができている。それが「組み立てていく」ということです。

少なくとも、僕はそうやってここまで来ました。

完璧な地図を手に入れてから歩き出すのではなく、歩きながら地図を描いていく。

そんな生き方を、一緒に試してみませんか。

「組み立てていく」ための最初の一歩として、「自分を観測するための100の問い」というPDFを無料で配布しています。

正解を探すのではなく、自分の現在地を確認するための問いかけ集です。