はじめに:いよいよ登場!Adobe Premireのモバイル版の実力はいかに?
これまでLumaFusion iOS/iPad OS、DaVinci Resolve for iPad、Final Cut Pro for iPadなど、主要なモバイル動画編集アプリはひと通り試してきました。
そんな中で登場したAdobe Premiere のiPhone/iPad版。
「Premiere Rush」が終了して、いよいよ本家がモバイルに来た──となれば、やっぱり気になります。
Rushは“できるだけシンプルに、誰でもすぐ扱える”という設計でしたが、今回は名前からして「Adobe Premiere」。
どこまで本格的に使えるのか、そしてモバイルでどんな体験になるのか。
ワクワクしながら触ってみました。
実際に使ってみると、「モバイル編集の進化」をかなり感じられる仕上がりでした。

なんかUIがだいぶ使いやすい印象でした。モバイルに特化している。
Adobe Premire iPhone版、使ってみて感じた「良かった点」

1. UIがとにかく使いやすい
最初に触って感じたのは、「操作の迷いが少ない」ということ。
Premiere特有の複雑なメニュー構成はうまく整理されていて、タップとスワイプだけで主要な編集が完結します。
特にタイムライン操作がスマホ向けに最適化されていて、“Premiereをモバイルに落とし込むとこうなるのか”という納得感がありました。
2. Creative Cloudとの連携がスムーズ
iPhoneで作業したプロジェクトを、premire形式で書き出せるので、そのままデスクトップのPremiereで開けるのはかなり便利。
「外で編集して、オフィスで仕上げる」というワークフローが自然に成立します。
クラウド同期のスピードも安定しており、素材の転送や管理でストレスを感じませんでした。
3. カット編集やテキスト追加が快適
基本操作のレスポンスが良く、動画をカットして並べるだけなら十分実用レベル。
テロップ追加もフォント選択や位置調整が直感的で、“思い立ったときにすぐ編集できる”体験が気持ちいいです。
SNS用の短尺動画なら、これ一台で完結できる印象です。
4. 無料でここまでできるのはすごい
生成AIの機能(FireFlyとの連携)部分はクレジットを使うケースもありますが、一通りの機能が無料で今の所使えるようになってました。
これはかなりいけてると感じました。
まとめ:Adobe Premire iPhone版はモバイル編集の新しいスタンダードに
Premiere Pro iPhone/iPad版は、「Rushの進化版」ではなく“新しいPremiere体験”と呼ぶべき仕上がり。
Adobe FontsやStockとの連携、AIによる補助、ボイスオーバー機能によるワークフロー拡張など、
モバイル編集の概念が一段階アップしています。
本格的なカラーグレーディングやプラグインを使う作業はまだデスクトップ領域ですが、
撮影・編集・音声・投稿を1台でこなす流れはすでに現実的です。
モバイル編集を“おまけ”ではなく“もう一つの本流”として捉え直すタイミングかもしれません。

Davinciでも同じようなのでないかな・・・

