GitLensとは?無料版とPro版の違い・料金プラン・使い方【2026年最新】

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GitLensを入れた瞬間、VSCodeのGit体験が変わります。

「このコード、誰がいつ書いたんだ?」——チーム開発で毎日ぶつかるこの疑問が、カーソルを置くだけで解決します。

この記事では、GitLensのインストールから無料版で使える主要機能5つ、Pro版との違い、料金プランまでを操作手順付きで解説します。

GitLensとは(30秒でわかる概要)

GitLensは、VSCodeにGitの情報可視化機能を追加する拡張機能です。開発元はGitKrakenで知られるGitkraken社。インストール数は3,000万超で、VSCode拡張の中でもトップクラスです。

無料版だけでも十分すぎるほど使えます。

GitLensのInline Blame表示

インストールと初期設定

インストール手順

  1. VSCodeを開く
  2. サイドバーの Extensions(拡張機能)
    アイコンをクリック(Ctrl+Shift+X /
    Cmd+Shift+X
  3. 検索バーに「GitLens」と入力
  4. 「GitLens — Git supercharged」を選択し、Install
    をクリック
  5. インストール完了後、再起動は不要。すぐに使えます

おすすめの初期設定3つ

settings.jsonに以下を追加すると、快適に使い始められます。

設定ファイルの開き方: Ctrl+Shift+P /
Cmd+Shift+P → 「Preferences: Open User Settings
(JSON)」を選択

{
  "gitlens.currentLine.enabled": true,
  "gitlens.hovers.currentLine.over": "line",
  "gitlens.codeLens.enabled": true
}
設定項目 効果
currentLine.enabled カーソル行にBlame情報をインライン表示
hovers.currentLine.over 行にカーソルを合わせたときにホバーで詳細表示
codeLens.enabled ファイル上部やメソッド上部に変更者情報を表示

正直、この3つを入れるだけで「なんで最初から設定しなかったんだ」と思いました。

無料版で使える主要機能5つ

1. Git
Blame(インラインアノテーション)

「この行、誰がいつ変更した?」が1秒でわかる機能です。

操作手順:

  1. Gitリポジトリ内の任意のファイルを開く
  2. 確認したい行にカーソルを置く
  3. 行末にグレーのテキストで「コミットした人 / 相対時間 /
    コミットメッセージ」が表示される
  4. そのテキストにカーソルを合わせると、ホバーで詳細情報が展開される

表示される情報の読み方:

  • 左側のアイコン
    コミット者のアバター(GitHubと連携時)
  • 名前 — コミットした開発者名
  • 相対時間 — 「3 days ago」「2 months
    ago」などの経過時間
  • コミットメッセージ — 変更の意図がわかる
  • ホバー内のリンク
    クリックでコミット詳細へジャンプ

チーム開発でレビューするとき、この情報があるだけでコードの経緯がすぐ追えます。

2. File
History(ファイル変更履歴)

ファイルの変更を時系列で追えます。「いつ壊れたか」を特定するのに重宝します。

操作手順:

  1. 変更履歴を見たいファイルを開く
  2. コマンドパレット(Ctrl+Shift+P /
    Cmd+Shift+P)を開く
  3. 「GitLens: Show File History」と入力して選択
  4. サイドバーに、そのファイルのコミット一覧がタイムラインで表示される
  5. 各コミットをクリックすると、その時点のdiffが表示される

ぶっちゃけ、git log --follow -- ファイル名をターミナルで打つより圧倒的に速いです。ファイル単位で「いつ何が変わったか」を追いたいとき、真っ先に使う機能になります。

3. Commit
Graph(コミットグラフ)

ブランチの流れとマージの履歴をビジュアルで確認できます。

操作手順:

  1. サイドバーのGitLensアイコン(ソース管理の下あたり)をクリック
  2. 「Commit Graph」を選択(またはコマンドパレットから「GitLens: Show
    Commit Graph」)
  3. ブランチごとに色分けされたグラフが表示される
  4. コミットをクリックすると、変更されたファイル一覧とdiffを確認可能
  5. ブランチ名をクリックで、そのブランチの最新コミットへジャンプ

マージとリベースの違いを理解した上でCommit
Graphを見ると、チームのブランチ戦略が視覚的に把握できます。VSCode内で完結できるのが大きい。

Commits、Branches、Remotes、Tags、Stashesなど、Gitの情報をサイドバーで一覧管理できます。

操作手順:

  1. サイドバーのGitLensアイコンをクリック
  2. 以下のビューが表示される:
    • Commits — 現在のブランチのコミット一覧
    • Branches — ローカル&リモートブランチの一覧
    • Remotes — リモートリポジトリとそのブランチ
    • Stashes — スタッシュした変更の一覧
    • Tags — タグの一覧
  3. 各アイテムを右クリックすると、cherry-pick、revert、compareなどのアクションが実行可能

ターミナルでgit branch -agit stash listを打たなくても、クリック操作だけでGitの状態を把握できます。地味ですが、一度慣れるとターミナルに戻れなくなります。

5. Compare(差分比較)

GitLensのCompare機能でブランチ間の差分を表示

ブランチ間やコミット間の差分を、ファイルツリーで一覧比較できます。

操作手順:

  1. コマンドパレットを開く
  2. 「GitLens: Compare References」と入力して選択
  3. 比較元(例:main)を選択
  4. 比較先(例:feature/login)を選択
  5. 変更されたファイル一覧が表示される
  6. ファイルをクリックすると、inline diffで差分を確認

プルリクエストを出す前のセルフレビューに最適です。git diff main...feature/loginの結果をVSCode上でファイルごとに見られるので、ターミナルの出力を目で追うよりずっと楽です。

Pro版の追加機能

Worktrees(ワークツリー)

Gitのworktree機能をGUI操作で管理できます。複数ブランチを同時に開いて並行作業したいとき、ターミナルでgit worktree addするよりスムーズです。

ブランチを切り替えなくて済むので、コンテキストスイッチのコストが激減します。

Visual File History

ファイルの変更履歴をヒートマップ形式で表示します。どの期間にどのくらい変更が入ったかが色の濃淡でわかるため、「最近触りすぎてるファイル」や「長期間放置されてるファイル」が一目瞭然です。

リファクタリング対象の選定に使えます。

AI
Explain(AIによるコミット説明生成)

コミットの変更内容をAIが自然言語で要約してくれます。大量の変更が入ったコミットを読むとき、まずAIの要約を見てから詳細を追う、という流れが取れます。2026年時点ではOpenAI連携で動作し、英語での説明が中心です。

2026年時点ではまだ実験的な機能ですが、大規模コミットの理解には便利です。

無料版 vs Pro版 比較表

機能 無料版(Free) Pro版
Git Blame(インラインアノテーション)
File History
Commit Graph(基本)
Side Bar Views
Compare(差分比較)
CodeLens
Worktrees
Visual File History
AI Explain
Commit Graph(フルインタラクティブ)
Cloud Patches
優先サポート

無料版だけで日常のGit操作は十分カバーできます。Pro版は「チーム開発で毎日使い倒す人」や「Worktreesで並行作業したい人」向けです。

料金プラン(2026年最新)

プラン 月額 年額 対象
Free $0 $0 個人開発者・OSS
Pro $9.99 $99 個人開発者(全機能)
Teams $11.99/人 $119/人 チーム開発
Enterprise 要相談 要相談 大規模組織

GitKrakenのデスクトップクライアントとのバンドルプランも用意されています。すでにGitKrakenのライセンスを持っている場合、GitLens
Proが含まれているケースがあるので確認してみてください。

よくある質問(FAQ)

GitLensを入れるとVSCodeが重くなる?

体感としてはほぼ変わりません。ただし、コミット数10万超の大規模リポジトリでは、Commit
Graphの表示にやや時間がかかることがあります。gitlens.advanced.caching.enabledをtrueにしておけば、2回目以降はキャッシュが効いてスムーズです。

通常規模のプロジェクトなら気にする必要はありません。

GitKrakenデスクトップアプリとの違いは?

GitKrakenはスタンドアロンのGitクライアントで、リポジトリ管理・ブランチ操作・マージ解決などをGUIで行えます。GitLensはVSCodeの拡張機能なので、エディタから離れずにGit情報を確認できるのが強みです。

「コードを書きながらGit情報を見たい」ならGitLens、「Gitの操作自体をGUIで行いたい」ならGitKrakenです。両方併用している人も多いです。

チーム開発で使える?

使えます。無料版でも、Blame情報やFile
Historyはチーム開発で十分役立ちます。Teamsプランにすると、組織単位でのライセンス管理やSSO連携が可能になります。

ただし、コードレビュー自体はGitHub/GitLabのPR画面を使うのが一般的です。GitLensはあくまで「ローカルでの情報確認ツール」として使うのが良いでしょう。

他のGit拡張(Git
History, Git Graphなど)と競合する?

基本的には競合しません。ただし、Git
Graphなど同系統の拡張を併用すると、サイドバーのビューが増えて混雑します。GitLensのCommit
Graph機能が十分であれば、他のGit可視化拡張は外しても問題ありません。

まとめ

GitLensは、VSCodeでGitを使うなら入れておいて損のない拡張機能です。無料版だけでBlame、File
History、Commit Graph、サイドバービュー、Compareの5機能が使えます。

特にGit
Blameは、カーソルを置くだけで変更者と経緯がわかるので、日常的に一番お世話になる機能です。

GitKraken完全ガイドマージとリベースの使い分けフロントエンドエンジニア向けCursor活用術もあわせてどうぞ。

参考になれば幸いです。