CSSは進化し続けています。数年前の「ベストプラクティス」が、今では別のアプローチに置き換わっていることも珍しくありません。
このガイドでは、「設計の土台 → モダン機能 → ツール活用 → デザインシステム接続」の4フェーズで、現代のCSS開発に必要な知識を体系的にまとめました。基礎から順に読んでも、気になるフェーズから読んでも大丈夫です。
Phase 1: 土台を整える──CSS設計手法
コードが増えるとスタイルが衝突し、どこを直せばいいかわからなくなる。そんな経験はありませんか。BEMやFLOCSSといった命名規則、@layerによるカスケード制御を学ぶと、CSSの設計に「構造」が生まれます。
Phase 2: モダン機能を使いこなす──最新CSS機能
CSSカスタムプロパティ、ネスト記法、コンテナクエリ、:has()擬似クラス、スタイルクエリ、clamp()関数──これらのモダン機能を使いこなすと、JavaScriptに頼っていた実装がCSSだけで実現できるようになります。
Phase 3: ツールで効率化──PostCSS & CSS Modules
手書きのCSSに限界を感じたら、ツールの出番です。PostCSSでモダンな構文を自動変換し、CSS Modulesでコンポーネント単位のスタイリングを実現。開発効率が一段階上がります。
Phase 4: デザインシステムとつなぐ
CSS設計の最終地点は、デザインシステムとの接続です。デザイントークンを軸にすることで、デザイナーとエンジニアが同じ言語でスタイルを管理できるようになります。
おわりに
CSSの学習に「正しい順番」はありませんが、設計の土台(Phase 1)を固めてからモダン機能(Phase 2)に進むと、なぜその機能が必要なのかが腹落ちしやすくなります。
「CSSが散らかってきた」ならPhase 1から。「最新機能を知りたい」ならPhase 2から。「開発環境を整えたい」ならPhase 3から。自分の課題に合うフェーズから読んでみてください。

