WordPress老人から脱却!vol:02 ブロックの基本操作!グーテンベルクでのページ作成を始めよう

グーテンベルクエディタの最大の特徴は、「ブロック」を使って直感的にコンテンツを作成できることです。

これまでのクラシックエディタでは、テキストの編集や画像の挿入、レイアウトの調整にHTMLやショートコードが必要でしたが、グーテンベルクではコーディング不要で、視覚的にコンテンツを作成できるようになりました。

ブロックは、テキストや画像、動画、見出しなどの個々のコンテンツ要素を構成する基本的な単位です。

このブロック操作をマスターすることで、あなたのページ作成がさらに簡単で効率的になります。

本記事では、グーテンベルクエディタでのブロックの基本操作を解説し、ページ作成の流れを学んでいきます。

初めての方でもすぐに活用できる方法をステップごとに紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

グーテンベルクエディタのインターフェース

グーテンベルクエディタを効果的に使いこなすためには、まずそのインターフェースを理解することが重要です。

エディタのインターフェースはシンプルで直感的ですが、主要な要素を把握しておくことで、効率的にページ作成を進められるようになります。

ここでは、エディタ画面の基本構成と主要なアイコンや機能について解説します。

エディタ画面の基本構成

グーテンベルクエディタは、中央にページの編集スペースがあり、右側に設定パネル、上部にツールバーが配置されています。

編集スペースでは、ブロックを挿入したり、内容を編集することができます。このスペースでブロックを直感的に操作しながらページを構築していきます。

ツールバーには、コンテンツの操作に必要なボタンが揃っており、ブロックの挿入や編集、ページのプレビュー、公開ボタンなどが含まれます。これらの操作を使いこなすことで、ページ作成がスムーズに進みます。

ブロックパネルの位置と機能

エディタの左上にある「+」ボタンをクリックすると、ブロックパネルが表示されます。

このパネルは、ブロックを挿入するための場所で、テキストブロックや画像ブロック、動画ブロックなど、様々な種類のブロックが一覧で表示されます。

よく使うブロックは「お気に入り」や「最近使用したブロック」として優先的に表示され、ブロックの種類を検索することもできます。

ブロックの選択後、コンテンツエリアに挿入され、内容をすぐに編集できる状態になります。

このパネルを頻繁に利用することで、ページ作成の効率が飛躍的に向上します。

エディタ内の主要アイコンとその役割

グーテンベルクエディタには、いくつかの重要なアイコンがあります。例えば、以下のようなものです:

  • 「+」アイコン:新しいブロックを挿入する際に使用します。どこにでもブロックを追加でき、レイアウトを柔軟に調整することができます。
  • 「ブロック移動矢印」:ブロックを上下に移動させるための矢印アイコンです。ページ内でブロックの配置を変更したいときに便利です。
  • 「設定ギアアイコン」:ページ全体や個々のブロックの設定を行う際に使用します。例えば、背景色や余白の設定など、詳細なカスタマイズが可能です。

これらの主要なアイコンを覚えることで、グーテンベルクエディタの操作がスムーズになります。

ブロックの挿入方法

グーテンベルクエディタでは、ページや投稿の作成時にすべてのコンテンツが「ブロック」として扱われます。

この「ブロック」を使いこなすことで、簡単にテキストや画像、動画などをページ内に配置することができ、複雑なレイアウトも手軽に作成できます。

ここでは、ブロックを挿入する基本的な方法と、よく使うブロックの具体例について解説します。

ブロックを挿入する基本的な操作方法

結論として、グーテンベルクエディタでのブロックの挿入は、非常にシンプルで直感的です。

最も基本的な方法は、エディタの左上にある「+」ボタンをクリックし、そこから挿入したいブロックを選択する方法です。

理由は、この操作がすべてのブロック挿入の出発点になるため、他の機能と併用しても使いやすいからです。

根拠として、グーテンベルクのユーザーインターフェースは、特に初心者向けに設計されており、操作が直感的で視覚的に理解しやすくなっています。

また、エディタ内で新しい段落を始める際に「/」(スラッシュ)を入力すると、ブロックを検索できるショートカット機能が表示されます。

これを使えば、素早く特定のブロックを挿入することができ、特にブロックを多く使うページ作成時に効率的です。

キーボードショートカットを使ったブロック挿入方法

効率的にブロックを挿入したい場合は、キーボードショートカットも活用できます。

結論として、キーボードショートカットを覚えることで、作業スピードが大幅に向上します。理由は、マウス操作に頼ることなく、タイピングだけでブロックを操作できるからです。

例えば、先ほど紹介した「/」(スラッシュ)を入力するだけで、即座にブロックメニューが表示され、挿入したいブロックを選べます。

こうしたショートカットを覚えておくと、スムーズにページを構築できます。

よく使うブロックの挿入例

グーテンベルクエディタでは、テキストや画像、見出しといった基本的なブロックを使ってコンテンツを作成することが多いです。以下は、よく使うブロックの具体例です。

  • テキストブロック:テキストブロックは、段落を作成するための基本的なブロックです。テキストを挿入した後、スタイルを変更したり、リンクを追加するなど、カスタマイズも可能です。
  • 画像ブロック:画像を挿入する際に使用します。クリックして画像をアップロードするか、メディアライブラリから選択します。画像の位置調整やサイズ変更も簡単に行えます。
  • 見出しブロック:ページ内にタイトルやセクションを挿入するためのブロックです。H1~H6までの見出しレベルを選んで、ページの構成を整えることができます。

これらの基本ブロックは、どのページでも使われるため、まずはこれらの操作に慣れることがグーテンベルクエディタを使いこなす第一歩です。

ブロックの編集とカスタマイズ

グーテンベルクエディタでは、ブロックを挿入するだけでなく、自由に編集しカスタマイズすることができます。

これにより、ページ全体のデザインや内容を調整し、独自のスタイルを持ったコンテンツを簡単に作成することが可能です。

ここでは、ブロックの編集方法と、それぞれのブロックに対するカスタマイズの仕方について解説します。

ブロック内でのコンテンツ編集方法

結論として、グーテンベルクエディタでのブロック編集は、ブロックをクリックするだけでその内容を即座に編集できるため、非常に簡単です。

理由は、ブロックが独立した単位で動作しており、テキストや画像などを直接操作できるインライン編集が可能だからです。

例えば、テキストブロックをクリックすると、フォントサイズ、色、スタイルをすぐに変更でき、編集内容がリアルタイムで反映されます。

画像ブロックの場合、画像をクリックすると、簡単に画像を変更したり、キャプションを追加することができます。

また、画像のサイズや配置もブロック内で直感的に調整可能です。編集後の内容は保存前にプレビューできるため、仕上がりを確認しながら編集作業を進められます。

各ブロックのスタイルをカスタマイズする方法

グーテンベルクエディタでは、ほとんどのブロックに対してスタイルをカスタマイズする機能が用意されています。

結論として、各ブロックのスタイル設定を利用することで、ページ全体のデザインを細かく調整し、他とは異なるオリジナルのコンテンツを作成できます。

理由は、ブロックごとに背景色、テキストの色、フォントサイズ、余白の調整など、デザインの詳細設定が可能だからです。

例えば、テキストブロックでは、文字の色や背景色を変更するだけでなく、カスタムクラスを使ってさらに詳細なスタイリングが可能です。

これは、コードの知識があるユーザーには特に便利な機能で、デザインの自由度が大きく広がります。

画像ブロックにおいては、画像にボーダーをつけたり、影を追加することも可能です。

また、画像のトリミングやフィルター効果をブロック内で適用できるため、他の画像編集ソフトを使用せずに画像の見栄えを整えることができます。

ブロックの配置、サイズ、背景色の変更

結論として、グーテンベルクエディタでは、ブロックごとに配置やサイズ、背景色の変更が簡単にできます。

理由は、各ブロックに個別の設定オプションが用意されており、これらを使ってページ全体のデザインを微調整できるからです。

例えば、「列」ブロックを使って複数のカラムを作成した場合、各カラムの幅をスライダーで調整でき、レイアウトの自由度が非常に高いです。

また、各ブロックの背景色を変更することで、セクションごとに異なるデザインを適用し、視覚的に印象的なページを作成することが可能です。

こうしたカスタマイズ機能を活用すれば、コーディング不要でプロフェッショナルなデザインを実現できます。

ブロックの移動と削除

グーテンベルクエディタでは、ページ内のブロックを簡単に移動したり削除したりできます。

この操作をマスターすることで、ページのレイアウトを柔軟に変更できるようになり、効率的にコンテンツを整理できます。

ここでは、ブロックをページ内で移動させる方法と不要なブロックを削除する方法について解説します。

ブロックをページ内で移動する方法

結論として、グーテンベルクエディタでは、ブロックの位置を簡単に移動させることができます。

理由は、各ブロックの左側に表示される移動用の矢印アイコンを使うことで、ブロックを上下に動かすことができるからです。

これにより、レイアウトを細かく調整でき、ページ内の要素を整理しやすくなります。

具体的には、ブロックの左側に表示される上向き矢印と下向き矢印をクリックすることで、ブロックを一つ上、または一つ下に移動できます。

また、ドラッグ&ドロップ機能を使えば、より自由にブロックを好きな場所に配置することができます。

この方法を使うと、ページ全体の構造を素早く変更したり、コンテンツを再配置する際に非常に便利です。

不要なブロックを削除する方法

結論として、不要なブロックは簡単に削除できます。

理由は、各ブロックに「ブロックツールメニュー」があり、そこから「削除」オプションを選択するだけでブロックを削除できるからです。

ブロックツールメニューは、各ブロックの上部に表示される3つのドット(縦の省略記号)をクリックすると表示されます。

もう一つの簡単な方法は、ブロックを選択してキーボードの「Delete」キーや「Backspace」キーを押すことです。

これにより、削除したいブロックを即座に消すことができ、手間がかかりません。

特に、ページを編集していて不要になったブロックや誤って挿入したブロックをすぐに削除できるので、作業がスムーズに進みます。

ブロックの整理と再配置のコツ

結論として、ブロックを適切に移動・削除することで、ページ全体の構造が整理され、視覚的にもわかりやすいコンテンツを作ることができます。

理由は、不要なブロックをすぐに削除し、重要なコンテンツを目立たせることで、ページの読みやすさが向上するからです。

また、ページのセクションを意図通りに配置することで、訪問者にとってもわかりやすいナビゲーションが提供できます。

ブロックを移動させてレイアウトを再構築する際には、グリッドレイアウトや列ブロックを活用し、ページのバランスを整えることが重要です。

これにより、ページ全体が整然としたデザインになり、視覚的に魅力的なコンテンツを提供できます。

再利用可能ブロックの作成

グーテンベルクエディタの優れた機能の一つに「再利用可能ブロック」があります。

再利用可能ブロックを活用することで、同じコンテンツを複数のページや投稿で効率的に使用でき、時間と労力を大幅に削減することができます。

ここでは、再利用可能ブロックの作成方法と、それを管理・活用する具体的な方法について解説します。

再利用可能ブロックとは?

結論として、再利用可能ブロックは、同じ内容やデザインを複数のページで繰り返し使用したいときに非常に便利な機能です。

理由は、一度作成したブロックを保存しておくことで、他のページでも同じブロックを簡単に挿入できるため、毎回同じコンテンツを作り直す手間が省けるからです。

たとえば、企業サイトでよく使う「お問い合わせボタン」や「サービス概要セクション」など、頻繁に繰り返し使う要素を保存しておくと非常に効率的です。

再利用可能ブロックの保存と管理方法

再利用可能ブロックを作成するには、まず通常通りブロックを挿入し、内容を編集します。

次に、そのブロックを選択した状態でブロックツールメニュー(ブロックの上にある3つのドットのメニュー)をクリックし、「再利用可能ブロックに追加」を選択します。

すると、そのブロックが再利用可能ブロックとして保存されます。保存する際には、わかりやすい名前をつけることをお勧めします。

結論として、再利用可能ブロックは簡単に管理できる仕組みがあります。

理由は、WordPressのエディタから「再利用可能ブロック」のリストにアクセスし、追加、削除、名前の変更、内容の編集などができるからです。

エディタのブロック挿入メニューから「再利用可能ブロック」を選ぶと、すでに保存したブロックが一覧で表示され、選択してページ内に挿入することが可能です。

再利用ブロックを他のページで活用する

結論として、再利用可能ブロックは、他のページや投稿に簡単に挿入でき、全体的な一貫性を保つことができます。

理由は、再利用可能ブロックに一度変更を加えると、それがすべての挿入箇所に自動的に反映されるため、修正作業が大幅に軽減されるからです。

たとえば、全ページに配置されたフッターのデザインを変更したい場合、再利用ブロックを更新するだけで、全てのページに反映させることが可能です。

ただし、特定のページでのみ異なる内容にしたい場合は、「再利用ブロックを通常のブロックに変換」というオプションを使って、個別に編集することができます。

これにより、一貫性を保ちながらも、柔軟にページごとに調整することができます。

この再利用可能ブロック機能を活用すれば、作業時間の短縮と効率化を実現し、サイト運営がさらにスムーズになるでしょう。

ページのプレビューと公開

グーテンベルクエディタで作成したページや投稿は、公開前に必ずプレビューして内容を確認することが大切です。

プレビュー機能を使えば、実際のユーザーが見るページを確認しながら、デザインやコンテンツを調整することができます。

ここでは、ページのプレビュー方法と、公開までの流れについて説明します。

作成したページをプレビューする方法

結論として、グーテンベルクエディタでは、いつでも簡単にページのプレビューが可能です。

理由は、ページや投稿を作成する際に、画面右上の「プレビュー」ボタンをクリックするだけで、実際のサイト上でどのように表示されるかを確認できるからです。

プレビューでは、デスクトップ、タブレット、スマートフォンなど、異なるデバイスでの表示を切り替えることもでき、レスポンシブデザインのチェックにも役立ちます。

プレビューは、ページが公開される前に、レイアウトやスタイルの問題がないか、または誤字脱字やリンクの不備がないか確認するための重要なステップです。

特に複雑なレイアウトや多くのメディアを含むページでは、公開前に必ずプレビューしておくことをお勧めします。

ページの公開と下書き保存

ページの作成が完了し、問題がなければ、次は公開のステップに進みます。

結論として、ページや投稿の公開は、右上にある「公開」ボタンをクリックするだけで簡単に行えます。

理由は、グーテンベルクエディタが直感的なインターフェースを提供しており、クリック一つで公開作業が完了するからです。

しかし、すぐに公開する準備が整っていない場合は、「下書きとして保存」機能を使い、後で編集を続けることも可能です。

これにより、途中まで作成した内容を保存し、時間をかけてじっくりと調整できます。

また、投稿やページに公開予定日時を設定する「予約投稿」機能もあります。

これを使えば、指定した日時に自動的にページが公開されるため、公開タイミングを管理するのに非常に便利です。

ページの修正や更新の基本操作

結論として、公開後のページもいつでも簡単に修正や更新が可能です。

理由は、ページや投稿を公開後も編集し直し、内容の修正があれば再度更新ボタンを押すだけで即座に反映されるからです。

例えば、誤字脱字の修正や、コンテンツの追加・削除が必要な場合も、すぐに対応できるため、運用中のサイトでも柔軟にページ内容を変えることができます。

さらに、公開後のページはバージョン管理されているため、編集履歴を遡ることが可能です。

間違えてページの内容を変更してしまった場合でも、以前のバージョンに戻すことができるため、安心して作業を進めることができます。

このように、プレビューから公開、更新までの作業フローを理解しておけば、グーテンベルクエディタを使って効率的にページを管理できるようになります。

まとめ

グーテンベルクエディタの基本操作をマスターすれば、WordPressでのページ作成が格段に効率的になります。

今回の記事では、ブロックの挿入、編集、移動、削除、再利用可能ブロックの作成、そしてページのプレビューや公開に至るまで、基本的な操作方法を解説しました。

これらの操作を理解することで、より直感的かつ柔軟にコンテンツを作成できるようになり、時間の節約にもつながります。

グーテンベルクの強みは、コーディングなしで高度なデザインを実現できる点です。

特に、再利用可能ブロックやプレビュー機能を活用することで、コンテンツの一貫性を保ちながら効率的にページを作成できるため、初心者でもプロフェッショナルな結果を得ることができます。

今後もグーテンベルクエディタの機能を探求し、より高度なページデザインやカスタマイズに挑戦していきましょう。

次回の記事では、グーテンベルクのカスタムブロックの作成方法について解説し、さらにクリエイティブなサイト運営をサポートします。