なんだか最近、身の回りで値上げが目立つようになってきました。
給料は上がらなくて物価が上がるとか、株価や仮想通貨は暴落しているとか不安なニュースが舞い込んできます。
まだなんとなくでしか実感が湧いていない部分もあるかもしれませんが、このまま今の流れが進むとこの先どうなってしまうのか?うまく立ち回る策なんかはあるのでしょうか?
現在の経済状況のキーポイントである円安やインフレについて調べてみました。
今までは、なんとなく知っているような状態だったのですが、改めて調べてみて理解が深まりました。
この先どのような立ち振る舞いをしたら良いのか?今すぐ答えは出ませんでしたが、この先を考えていくきっかけは掴むことができました。
自分と同じようにこの先の不安が多少なりともある方は、これを機にしっかりと理解を深めてこれから来るであろう未来に備えていきましょう。
現在の経済傾向は円安+インフレ気味
現在は円安ドル高の傾向でインフレに向かっている!?という観測があるようです。
実際海外では日本よりもインフレが顕著に現れています。
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2022年に入ってからドル対円の相場は、1ドル=115円前後で推移していたが、3月中旬頃から円安ドル高の流れに。6月の後半には136円台と、年初と比較すると20円も安くなって状況です。
これは、約24年前の1998年以来の水準でさらなる円安の進行への懸念が強まっているとのこと。
単にインフレと言っても、良い傾向と悪い傾向とがあるようです。現在は、好景気で賃金と物価が両方上がるような、「経済の好循環」が促される望ましいインフレにはほど遠いようです。
円安、円高とは?
円安
他の通貨と円を比較した時に、円の価値が低い状態のこと。
円高
他の通貨と円を比較して、円の価値が高い状態のこと。
例えば、1ドルが100円から200円に上昇した場合は円安です。100円が200円に上がったと思いがちですが、1ドルと交換する際に100円だったものが200円必要になったという理解です。数字が上がっているので高くなっているように見えますが、円の価値が下がっていることになります。ここら辺は紛らわしく感じるところがあると思います。
1ドルが100円から80円に下落した場合は円高と言えます。
100円と1ドルが交換できていたとします。それが、80円で1ドルが交換できてしまうようになった状態のことです。数字的には下がっているように見えますが、円の価値がドルに比べ上がったことになります。
円と他の通貨を比較して円の価値はどうか?と考えるのがポイント!
ぶっちゃけ、円安と円高はどっちがいいの?
どちらにもメリットとデメリットがあり一概にこちら良いとはいえず、基本的には極端な波がなくバランスがとられた状態が一番いいとされているようです。注意すべき点は、急上昇、急降下のように激しく変動する場合は注意が必要とのこと。
一個人の生活に焦点を当ててみると、円安のほうがデメリットがが多いように思えます。
理由としては、日本の場合多くのものを輸入に頼っているのでいろんなものが値上げしてしまうと生活コストが上がってしまいキツイですよね。
円安のメリット
円安のメリットは、輸出企業が海外で稼いだ外貨をより多く円に転換できるという点にあります。
企業の売り上げも円安の分だけ増えることになり、業績にも好影響が出るでしょう。
また円安になると輸出する製品を安く設定することもできるので、国際競争力も高められるかもしれません。
円安のデメリット
円安のデメリットは交換できる外貨が少なくなってしまうので、海外のモノやサービスが高くなってしまう点にあります。エネルギー資源や食材などの価格も上がってしまうため、私たちの生活を圧迫するかもしれません。もちろん獲得できる外貨が減ってしまうので海外旅行も割高になってしまいます。
アメリカと日本の長期金利差が円安を招く。- なぜ円安が進む?
アメリカの長期金利
2021年末までは1.5%前後で推移していたが今年に入り3%台に上昇。
日本の長期金利
2021年末には大体1%前後だった日米の金利差が、現在は大体3%と3倍に広がっており、より利回りが見込めるドルを買って、円を売る動きが顕著です。
なので円安が進行しているという訳です。
※日本の長期金利は、日銀の金融緩和の一環で0.25%程度に抑えられています。
それでいて、アメリカではこの先も利上げが見込まれています。
このままの傾向だと、日本との金利差はさらに開く見込みでさらなる円安が見込まれていると言う訳です。
どうして日本は金融緩和しないの?
簡単に言うと、消費行動が抑制されてしまう効果があるからです。
日銀のサイトにわかりやすい記載がありましたので、引用したいと思います。
金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?
一般に、金融政策による、(実質)金利の低下・上昇が経済活動に与える影響は、以下のように考えられています。
金利が下がると、金融機関は、低い金利で資金を調達できるので、企業や個人への貸出においても、金利を引き下げることができるようになります。また、金融市場は互いに連動していますから、金融機関の貸出金利だけでなく、企業が社債発行などの形で市場から直接資金調達をする際の金利も低下します。
そうすると、企業は、運転資金(従業員への給料の支払いや仕入れなどに必要なお金)や設備資金(工場や店舗建設など設備投資に必要なお金)を調達し易くなります。また、個人も、例えば住宅の購入のための資金を借り易くなります。
こうして、経済活動がより活発となり、それが景気を上向かせる方向に作用します。また、これに伴って、物価に押し上げ圧力が働きます。
このように、景気を上向かせるために行われる金融政策は、金融緩和政策と呼ばれます。
一方、金利が上昇すると、金融機関は、以前より高い金利で資金調達しなければならず、企業や個人への貸出においても、金利を引き上げるようになります。
そうすると、企業や個人は、資金を借りにくくなり、経済活動が抑制されて、景気の過熱が抑えられることになります。また、これに伴って、物価に押し下げ圧力が働くことになります。
このように、景気の過熱を抑えるために行われる金融政策は、金融引締め政策と呼ばれます。
日銀webサイトより引用 https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/seisaku/b28.htm/
景気が良い状態ではないから、金融を引き締めることができない。だけど、アメリカは金融の引き締めを行っている。そんな状況という訳です。
この先にどんなことが予想されるのか?
もしこのまま日本でもインフレが進んだ場合どんなことが起こるだろうか?
それは、現在よりも生活が苦しくなることが予想されます。
現在なんとなく表れてきた傾向である、賃金は上がらないのに物価だけが上がる状況になっていくということです。
それは、同じ金額で購入できるモノや受けられるサービスが少なくなってしまうことを指します。
では最後に、個人でインフレ対策としてできることは??自分も一番知りたかったところなんですが、
どうやら不動産や株式などインフレに強い投資対象にお金を移すのが最良の防衛策だと言われているようです。
不動産や株式か〜。。。
今回調べてみてわかりましたが、もう少し経済のことを学び知見を得る必要があるような気がしました。
投資に関しても、自分の場合は多少経験がある程度でしっかりと実施できているわけではありません。
これからサバイブしていくためにもまずは学びをしっかりしてトライアンドエラーできればなと思います。