今から約20年前の2000年の頃の話。自分は地方の高校生で、ファッションやサブカルチャーに興味を惹かれていました。東京に対する漠然とした憧れを持っていて、情報収集源は主に雑誌から。当時はそんな若者も少なくはなかったんじゃないかと思います。
現在からするとびっくりするくらい、ファッションや音楽、サブカルチャー関連の雑誌がどんどん創刊されて勢いのある時代でした。ネットは多少浸透してきてはいたけれど、大衆化されたとは言い難く、まだまだ情報に飢えていたように思えます。
毎月おそらく20〜30冊くらいの雑誌に目を通していて、その中でも10冊くらいは発売日を楽しみに待っていたのに、今となっては毎月必ず目を通す雑誌はゼロ。今でも雑誌は好きですが、いつの間にか身近なものではなくなってしまったようです。
そんな昔から思い入れある雑誌ですが、本当に久しぶりに手に取ったので紹介したいと思います。
Casa BRUTUS こどもとデザイン100
Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2022年 3月号 [こどもとデザイン100] [雑誌] Kindle版
10月に待望の第一子が産まれてから早4ヶ月。まだまだ小さな赤ん坊で「こども」と呼べるまではもう少し時間がかかりそうですが、おもちゃや育児アイテムを色々と物色中。本当にいろんなグッズがあり、価格もマチマチ。必要なものとあったらいいなと思う欲しいものをしっかり分けて考えないと、本当に色々と迷ってしまいます。
本誌に載っていた数々は基本的に必要なものというよりは、あったらいいなと思えるものがたくさん掲載されていました。見た目がとても素晴らしく、大人の視点から見ても家に飾っているだけで絵になるようなプロダクトばかりでした。
普段の自分の環境での視点から、広く世界的に見ても良いとされるものの基準を知るいいインプットになりました。やっぱり雑誌は面白い。
DUOというシンセサイザーとシーケンサーが合体したおもちゃ?が一番気になった。
本誌を眺めていて一番気になったのは、DUOというシンセサイザーとシーケンサーが合体したようなガジェット?でした。(どちらかというと自分が欲しい 笑)
公式サイトでは、以下のようなキャッチコピーがついています。
シンセサイザーと、シーケンサー。2人でいっしょに音楽を演奏できる、あたらしい楽器。
公式サイト:http://dato.jp/
掲載されているような使い方が、実際に我が家でできるのか?はおいておいて、会話とは別のコミュニケーションツールとして、または、音楽への触れ合いの形として育児に導入してみるのは面白そうだと純粋に思います。(ただ、値段が・・・・)
自分の場合は、財布と妻との相談になりますが、こどもと一緒にこういうので遊べたらいいなーと妄想するのはなんだか楽しいです。
いつでも自分の枠を広げてくれる雑誌を改めて見直そう。
久々に手に取った雑誌ですが、自分の視野を広げてくれるいい刺激になりました。
正直、必要か?みたいな考え方の場合は、本誌に掲載されていたほとんどの商品が必要ではない場合の方が多い気がします。さらに、他にもっとコスパの良い商品というのが存在すると思います。
必要なものに関しては、コスパで選ぶのももちろんありです(自分もそうすると思います。)が、
あるといいななんていうイメージを掻き立てられるプロダクトを知ることができたり、育児をもっと楽しむためのイメージなんかについては、刺激を受けることのできる内容なのではないでしょうか?
今回は、こどもとデザインというテーマでのセレクトでしたが、もう少し雑誌とかからいろんなインプットをしてみてもいいなと改めて気付かされた体験になりました。
非常に洗練されたプロダクトが載っていたり、誌面自体の写真が綺麗だったりと眺めているだけでも十分楽しめると思います。気になった方はぜひ手に取ってみてください。