自動化、半自動化。。。最近よく聞く言葉かもしれません。
色々と調べて、Zapierなどのサービスに辿り着いた人もいるかもしれません。
Zapierでテンプレートを探して、「なんか違うな」と諦めた経験はありませんか?
私もずっとそうでした。
自動化と聞いて、何ができるんだろう?
サービスに登録してみて、テンプレート一覧を眺めて、自分のワークフローに合うものを探す。
でも、どれも「惜しい」。80%は合っているけど、残りの20%が致命的に合わない。
結局、手作業に戻る。
この記事は、そんな経験をした方に向けて書いています。
自動化の「正解」を教える記事ではありませんが、
私自身が最近気づいた「選択肢の変化」からヒントを見つけられれば幸いです。
サービスを「買う」時代の限界

これまでの自動化は「買う」ものというのが前提でした。
Zapier、IFTTT、様々なSaaSが用意したテンプレートの中から、自分に合いそうなものを選ぶ。
まるで既製服を試着するように。
この方法は、標準的なワークフローには非常に便利です。
「Gmailに添付ファイルが来たらGoogle Driveに保存」「Slackに投稿されたらスプレッドシートに記録」。
こうした王道パターンは、テンプレートがぴったりハマります。
でも、少し変則的なことをしようとすると途端に難しくなる。
カスタマイズしようとすると有料プランが必要になったり、そもそも想定されていない連携だったりする。
バイブコーディングで挫折した体験談でも書きましたが、既製品に頼りすぎると、想定外のケースで立ち往生することがあります。
結果として「自動化は便利だけど、自分のやりたいことには合わない」という結論に至る人も多いのではないでしょうか。
「組み立てる」時代の到来

最近、私はn8nやClaude Codeを触り始めて、ひとつ気づいたことがあります。
「完成品を選ぶ」のではなく「自分で組み立てる」という選択肢が、急速に現実的になっているということです。
n8nのようなツールは、レゴブロックのように処理を組み合わせることができます。
プログラミングの知識がなくても、「このデータを取得して」「こう加工して」「ここに送る」という流れを視覚的に作れる。
AI自動化ツール4強比較ガイドで詳しく紹介していますが、ツールの選択肢も増えています。
重要なのは「自分専用の仕組みを作る」という選択肢が生まれたことです。
既製品が合わないなら、自分で組み立てればいい。
そういう選択肢が急に増え、それが多くの人が実現できる時代になりつつあります。
なぜ今なのか

この変化が今起きている背景には、いくつかの要因があります。
まず、AIの民主化。
IBMの2026年トレンド予測でも指摘されているように、AIツールへのアクセスが急速に広がっています。
ClaudeやChat GPTのような高性能なAIを、個人でも手軽に使えるようになりました。
整理を人間が頑張らない知識管理術で紹介しているような、AIを活用した個人のワークフロー構築も現実的になっています。
次に、ノーコードツールの進化。
n8nのような自己ホスト型のツールが成熟し、コードを書かなくても複雑な処理を組み立てられるようになりました。
新たなサービスもどんどん出てきています。
そして、既存SaaSの限界が見えてきたこと。
どんなに優れたサービスも、すべてのユースケースをカバーすることはできません。
「自分のワークフローに合わせてツールを組み合わせる」という発想が、ようやく実現可能になったのです。
観測しながら育てる

ここで大事なのは、最初から完璧な自動化を作る必要はないということです。
私自身、まだ観測と実験の途中です。
n8nでいくつかの小さなワークフローを作り、動かしながら調整しています。
「このステップは不要だった」「ここにもう一段階挟んだ方がいい」。そんな発見を積み重ねながら、少しずつ育てています。
AIを活用した個人開発の実践記録でも同様のアプローチを取りました。
最初から完成形を目指すのではなく、小さく作って観測しながら改善していく。
自動化も同じだと思います。
完璧でなくていい。
1ステップだけ自動化して、様子を見る。
うまくいったら次のステップを追加する。
そんな育て方が、今の時代には合っているのかもしれません。
まとめ

自動化は「買う」ものから「組み立てる」ものへ。
この変化は、私たちに新しい選択肢を与えてくれています。
もちろん、既製のテンプレートがぴったりハマる人は、それを使えばいい。
でも「合わない」と感じている人には、別の道があることを知ってほしい。
最初の一歩として提案したいのは、自分の仕事の中で一番めんどくさい「1ステップ」だけを自動化してみることです。
メールの振り分け、データの転記、ファイルの整理。なんでもいい。小さく始めて、観測しながら育てていく。
私もまだ探索の途中です。
この「自動化観測日誌」シリーズでは、その過程を引き続き記録していきます。
簡単になったとはいえ、まだまだ最初の一歩は敷居が高い人も多いでしょう。
ただ、その一歩目の壁を越えることができたなら、たぶん今までみていた景色とは全然違う、自分でやる前提からAIにやってもらう前提への一歩を踏み出すことにつながります。
参考になれば幸いです。
