「これ、前にも調べたな…」
この感覚を何度繰り返しただろうか。勉強はしている。
技術書も読んでいる。
でも、いざ実装しようとすると、また同じことをググっている。
そんな状態から抜け出すための、整理を人間が頑張らない知識管理術をお伝えします。
この記事を読めば、学んだ知識を「呼び出せる資産」に変える仕組みを今日から始められます。
前提条件・準備
必要なものは2つだけです。
特別な設定は不要です。
まずはObsidianをインストールして、空のVaultを作成するところから始めましょう。
ステップ1:学習が資産にならない問題の本質を知る

学習量は十分なのに、知識が再利用できない。
この問題の根本原因は、「覚える」ことに集中しすぎている点にあります。
人間の記憶には限界があります。
1週間前に調べたAPIの使い方、3ヶ月前に読んだ設計パターン。
これらを完璧に覚えておくことは不可能です。
重要なのは「覚える」ことではなく、「呼び出せる」状態にすることです。
インプット過多から抜け出し実行へギアチェンジする方法でも触れていますが、学習と実践の間にはギャップがあります。
このギャップを埋めるのが、呼び出せる知識管理システムです。
ステップ2:「整理を人間が頑張らない」発想に切り替える

ここで最も重要な視点転換をお伝えします。
「きれいに整理しよう」という発想を捨ててください。
私自身、最初はフォルダ構成やタグ設計を完璧にしようとして、3週間も手が止まりました。
「後で見返しやすいように」と整理に時間をかけるほど、書くこと自体が億劫になっていったのです。
転機は「AIが読むから、人間が整理しなくていい」と割り切った瞬間でした。
完璧な正解を探すより組み立てていく思考のすすめで書いたように、完璧を求めると動けなくなります。
整理の完璧さより、残すことの継続性を優先する。これが知識管理を習慣化する鍵です。
ステップ3:Obsidian × Claude Codeで「書く→残る→呼び出す」フローを作る

具体的な実践方法を説明します。
書く:1日1メモのルール
Obsidianに、その日学んだこと・調べたことを1つだけ書きます。フォーマットは気にしません。
“` markdown
# 2025-01-15 React useEffectの依存配列
依存配列に関数を入れるとき、useCallbackでメモ化しないと無限ループになる。
公式ドキュメントのこのページが分かりやすかった:[URL]
“`
これだけです。タグ付けもフォルダ分けも後回しで構いません。
残る:Markdownファイルとして蓄積
Obsidianの強みは、すべてがローカルのMarkdownファイルとして残ることです。
特定のサービスに依存せず、自分のデータは自分で管理できます。
呼び出す:Claude Codeとの連携
ここが核心です。
AIを活用した個人開発の始め方と実践ガイドでも活用しているClaude Codeは、ローカルファイルを読み込んで回答できます。
「前にuseEffectについてメモしたはずだけど、どこだっけ?」
この質問をClaude Codeに投げると、Obsidian Vaultから関連するメモを探し出し、文脈を理解した上で回答してくれます。人間が整理していなくても、AIが読んで理解してくれるのです。
ステップ4:1ヶ月後に実感する変化

この仕組みを続けると、「調べる時間」が「判断する時間」に変わります。
以前は「これどうやるんだっけ」とゼロから調査していた時間が、「前にこう書いたけど、今回はこっちのアプローチがいいな」と判断する時間に変わる。
知識がログではなく、資産として機能し始めるのです。
今日から始める最小ステップ
- Obsidianをインストールする
- 新しいVaultを作成する
- 今日学んだこと・調べたことを1つだけ書く
きれいに整理しようとしないでください。
書くことだけに集中する。整理はAIに任せる。
この割り切りが、知識管理を習慣にする最大のコツです。
まとめ

「また同じこと調べてる」を終わらせる方法は、知識を「覚える」から「呼び出せる」に変えることです。
そのために必要なのは、完璧な整理ではありません。
整理を人間が頑張らないという発想の転換です。
Obsidianに1日1メモを書き、Claude Codeで呼び出す。
このシンプルな仕組みが、学習を資産に変えてくれます。
今日から、1つだけメモを書いてみてください。参考になれば幸いです。
参考リンク
- Obsidian公式サイト – 無料のMarkdownベース知識管理ツール
- Claude Code – AnthropicのAIコーディングアシスタント

