Claude CodeのCLIとDesktopの違いと使い分け実例解説

ClaudeでAI駆動の開発を始めたいけれど、**Desktop版とCLI版、どっちを使えばいいの?どう使い分けるの?**と迷っていませんか?

私自身、最初はまったく分からず、GUIの便利さに感動したり、CLIで詰まったり…を繰り返してきました。

この記事では、GUIベースで扱える「Claude Desktop」と、コマンドラインベースで使う「Claude Code CLI」のそれぞれの特徴や制約、そして私自身の実体験をもとにした具体的な使い分けの判断基準を紹介します。

  • Claudeで効率的に開発したいけれど、どちらのツールを使うべきか迷っている
  • Desktop版とCLI版の使い分けがうまくできていない

そんな方に向けて、「AIをどう活用して開発を効率化するか?」のヒントになれば幸いです。

Claude Desktopの特徴と限界(MCPの魅力と制限)

最近の主な開発スタイルは「Claude Desktop + MCP」です。

MCP(Model Context Protocol)経由でFigmaやClickUpと接続し、デザインやタスクのコンテキストを共有しながらコードを書く、というワークフローがとにかく快適です。

このやり方は非常にハマっており、日々の開発をサポートしてくれる心強い方法となっています。ただし、MCPを複数同時に使おうとするとボード容量の制限にすぐ達してしまうという難点があります。

たとえばFigma+ClickUp+Notionなどを連携させると、わずか数回のプロンプトでコンテキストが溢れてしまう。

そのため、頻繁に新しいチャットを作ってコピー&ペーストで進捗を共有する必要があります。

この繰り返しがやや煩雑で、スピード感が欲しいときにはやや不向きです。

Claude Code CLIの利点とハードル(壁になるポイントも)

こうした制限を取っ払って、より軽量で柔軟に使いたい場合は「Claude Code CLI」の活用が有効です。

これはCodexのように、ターミナルでプロンプトを投げるスタイルのツールです。

  • 過去のログを保存しやすい
  • 余計なUIがないので動作が軽い
  • コンテキストを明確に自分で管理できる

などの利点があります。

ただし注意点もあります。まず、CLI環境やターミナル操作に慣れていないと初手の導入でつまずきやすい。また、英語でのやり取りがベースになるため、日本語のみで使いたい人にとってはややハードルが高く感じるかもしれません。

とはいえ、習得してしまえば非常に強力なパートナーになります。

両者の使い分け方と実践例(どちらをどう活用しているか)

僕の場合、次のように使い分けています:

  • Claude Desktop(+MCP):複数のツールと連携しながらUIベースで試行錯誤したいとき。主に「構想」「タスク整理」「プロトタイプ設計」の段階。
  • Claude CLI:すでにタスクが明確で、ひたすらコードを仕上げたいとき。特に「バッチ処理」「スクリプト開発」「機能実装」の段階で重宝。

どちらも「AIにコーディングを任せる」という前提は変わりません。 重要なのは、自分の思考や設計をいかに効率よくAIに伝えるか。 その観点で、GUIとCLIは補完関係にあると感じています。

まとめ:AIとコーディングする時代の“使い分け思考”

AIと一緒に開発する時代では、ツールの選び方も“設計の一部”です。

  • Claude Desktopは「つなげる力」
  • Claude CLIは「削ぎ落とす力」

この2つをうまく使い分けることで、開発のスピードも、深さも、一段上がる実感があります。

あなたも、どちらか一方だけで完結させようとせず、 「どのフェーズにどちらが向いているか?」という視点でツールを選んでみてください。

その判断力が、AI時代の個人開発をより楽しく、効率的にしてくれるはずです。

本記事は、私がAIツールの使い方を試行錯誤している最中の記録になりますので、もしかするとこの段階では正確じゃない理解も含まれているかもしれません。それでも“気づいたこと”をリアルなまま残しておきたくて、あえてそのまま書いています。